資金計画を立てよう
Step1. 実際にかけられるお金をきちんと把握
本気で注文住宅づくりを始めようと思ったら、まずしなくてはならないのが資金計画です。自己資金にローンを合わせてどれくらいの予算を組めるのかを把握しなければ、何も始められません。 ところが、実際どれくらいのローンを組むことができるのかを調べないまま、「たぶんこれくらいだろう」という予測のもと、物件探しに突入される方がじつは結構多いのです。この場合、3千万円借りられると思っていたのが実際は2千5百万円しか借りられなかったり、反対に4千万円まで大丈夫だったりということが往々にしてありますので、自己判断で決めつけないことが重要です。 ローンシミュレーションは銀行でしてもらえるのはもちろん、必要な資料(源泉徴収票など)を建築会社に預け、代行してもらうこともできます。建築会社があなたの状況に応じて有利な銀行を紹介してくれる場合もありますので、もし信頼できる会社があれば、利用するのも一つの方法です。 このようにして、まずは注文住宅にかけることのできる予算を把握します。ただし、それはあくまでも“かけようと思えばかけられる予算”であって、イコール“実際に使うお金”ではありません。そのあたりは後ほどご説明することにいたしましょう。 |
Step2. 予算配分をしっかり計画しよう
注文住宅にかけられる予算が決まったら、「土地代金」「建築費用」「諸費用」の大きく3項目に、予算を配分しなくてはなりません。でもその作業にかかる前に、ぜひしていただきたいことがあります。それは“あなたの価値観の見直し”です。 ここで言う価値観とは、注文住宅づくりで最も重要視する要素は何かということ。質問してみると、だいたい3つのタイプの答えが返ってきます。 注文住宅で重要視することは?a/どこに住むかが最重要 あなたはどのタイプでしょうか。aと答えられた方は、家そのものにはあまりこだわりのない方。立地や環境が良ければマンション、建売、中古といった選択肢も視野に入れておられるはずです。 bと答えられた方は、反対にこだわりの注文住宅を建てたい方。少々不便でも安い土地を購入し、その分家に予算を回したいというタイプです。 cと答えられた方は、とても正直ですよね(笑)。確かに両方叶うに越したことはないのですが・・・。しっかり自己資金を貯めてこられたとか、土地探しに相当な時間がかかるのを覚悟して、という方がここに該当します。 ちなみにIdeal Homeを気に入って訪ねてくださるお客様は、ほぼbかcタイプ。お任せで良いとか、規格住宅はないの?とおっしゃる方はまずいらっしゃいません。このように、自分で自分の傾向を把握しておくと、お金のかけどころについての判断がぶれにくくなります。次章では、家づくりにこだわりたい派の方々が、予算を守りながら理想の注文住宅を建てるにはどうすればよいのかをお話しすることにしましょう。 |
こだわりの注文住宅を建てるなら予算配分にもこだわろう! |
Step3. 建築にかけられるお金をまず明確にする
素敵な注文住宅がほしい。そんな思いでいっぱいのみなさんがIdeal Homeにやってこられ、いよいよ打ち合わせの始まりです。まず私たちがお聞きするのは、どれくらいの広さの家が必要なのかということです。3人家族なのか、4人家族なのか、あるいは2世帯で住まわれるのか、そのあたりがわかるとだいたいの家の広さが決まります。 仮に4人家族で30坪強の2階建という答えが出たとしましょう。そこで登場するのがプランづくりの基になる、Ideal Home独自の標準仕様書です。この標準仕様書には「Elite」「Athena」「BEACON HILL」「Elite Flat」4種類があり、「Elite」では外壁は塗り壁、玄関ホールとLDKの床は無垢材、内部ドアは輸入木製ドアなどが標準仕様となっています。この標準仕様書をたたき台に、「ここはこう変えたい」「こういうものを使いたい」といったお客様のご要望をお聞きしていくと、私たちは長年の経験から、オプションにどれくらいの金額が必要かを判断できるのです。そしてそのオプション金額を標準仕様の価格に足せば、建物本体の工事に必要な金額を割り出すことができます。 本体工事価格が決まったら、そこに給排水工事、外構工事などの付帯工事費を足します。さらに登記費用や地盤調査費などの諸費用を足せば、建築に関わる総費用がわかります。土地から探される方は、ご自分の総予算からこの建築費用を引いた金額の範囲内で土地を探せば良いわけです。よく土地から探される方がいらっしゃいますが、先に建築費用をしっかり確保しておかないと、オプションの予算が無くなる恐れがあります。Ideal Homeのお客様は家づくりを楽しみたい方ばかりなので、そうなっては大変。私たちが、建築にかけたいお金をまず明確にしましょうと、強くおすすめするのはそのせいです。 |
Step4. ライフプランも見据えた資金計画を
理想の注文住宅を建てるために必要なお金と、土地にかけられる予算が明確になりました。そこでいま一度思い出していただきたいのが、ステップ1の最後で申し上げた“かけられる予算イコール実際に使うお金ではない”というフレーズです。 たとえばDさんは総額3千5百万円の予算(自己資金5百万円、ローン3千万円)で注文住宅を建てようと考えています。建物に2千万円かけるとすると、諸費用2百万円、土地は1千3百万円までで探さなくてはなりません。ところが気に入った土地は1千5百万円と、2百万円の予算オーバー。しかしじつはDさん、銀行からは3千5百万円までローンが組めますよと言われていました。 ここで安易に「じゃあローンの枠を広げよう」となるのは感心しません。借入金が2百万円増えることで月々の返済額がどうなるのか、またこれからの家計の支出で増える可能性のある項目はないのか、ローンに縛られて家族で楽しむ余裕はなくならないかなど、様々なことを熟考した上で、予算変更は行っていただきたいと思います。Ideal Homeではお客様の検討の助けになるよう、資金計画セミナーやファイナンシャルプランナーに無料で相談できる体制を整えていますので、お気軽にお尋ねください。 家づくりを楽しみ、その後の暮らしもさらに楽しむために、お金の使い方はプロに相談しながら慎重に検討しましょう。 |
いくら借りるかは慎重に判断 |
から皆様へ |
いかがでしたか?少しは参考になりましたでしょうか?お金に関することは、一人一人ご事情も違えば考え方も違うので、ホームページではほんの基礎知識しかお伝えすることができません。
もしあなたが本気で素敵な注文住宅がほしいとお考えで、IdealHomeの家に興味をもってくださっているなら、ぜひ一度見学会かショールームにお越しください。もう少し踏み込んだお話ができると思います。私たちは家が大好きな人を、心から大切にしたいと考えている会社です。私たちも家が大好きだからです。あなたとの良いご縁を心待ちにしています。