古日山 久明 自己紹介へ

私のプランの作り方。

こんにちは 今回は、私のプラン作製の仕方を紹介します。

 私が(プラン)提案をする時にいつも心掛けることとは、お客様が本当に求めているものは何か?と考えることから始まります。

 お客様が『本当に求めているもの』と『言葉に出して表現されたもの』が必ずしも同じとは限りません。例えば『何が食べたい?』と聞いた時に『フランス料理!』と答えられたとします。このとき聞き方が『今度のお休みに二人でランチに行こう!何が食べたい?』とか『明日は、久しぶりに2人とも休みだから今晩は、ゆっくり外で食事して帰ろう!何が食べたい?』とか『家族みんなで食事に行くならランチ?ディナー?どんな所で何が食べたい?』等々 聞き方が変れば答えも変わってしまいます。

 こちらから与える条件で答えは変わってきます。お客様が本当に求めているものが本人も気が付いていない場合もあります。例えば『そこの中華屋の餃子、無茶苦茶美味しいからビールでグイッとどう!』と言われれば餃子好きな方であれば絶対食べたくなります。これには、個々の想像力も後押ししてくれてすごく食べたくなります。(事実今、無茶苦茶 食べたくなっています。ヾ(≧▽≦)ノ)

 元の戻しますが これは聞き手の誘導で聞かれた側が求めた物ではありません。故意に誘導したわけでなくても本意からはずれてしまうこともあります。

 先日プランの依頼を受けて提案した物件でスキップフロアを設けました。お客様からは特にスキップフロアを言葉での依頼は無かったように思います。依頼内容は増改築工事ですが現在のお家をたいへん気に入っておられます。その上で『これからやりたいこと』や『普段楽しんでいること』『好きなものや好きなこと』等々沢山の『好き』の内容をお聞きした結果『スキップフロア』のあるプランが出来あがりました。

私の場合、プランを考える時 必ずいったん依頼者(お客様)になります。(本人になったつもりになります。)つまり本人(になったつもりの私です。)がつくったプランなのでプランの内容に ごまかしも嘘も通用しません。出来上がったプランは、やっとスタートラインに立った状態でこのプランをたたき台にして大きさや仕様、内容、予算等含めて優先順位を考えて調整して最終プランが出来あがります。
あくまで私の提案(プラン)の仕方で必ずしもこれが正解とは限りません。『スキップフロアのある家が欲しい!』その為なら『予算UPも他の部屋が狭くなってもOK』と言う方がおられても良いと思います。お家の計画をするにあたって『長い目で見て』かつ『今、自分が凄くやりたいこと、好きなこと』を出来るだけ沢山 箇条書きでも大丈夫です。提案者に伝えることをお勧めします。 
但し昨今インターネットの便利さもあって自分自身が知らないことや間違って覚えてしまった知識ということもありえるのでご注意ください。『高級なフランス料理店風のところで 熱々のフカヒレスープと鶏のから揚げ、ひつまぶしに茶碗蒸しと続くコース料理で 飲物は、ビールもワインも焼酎も飲み放題!回転テーブルに乗り切らない沢山の料理をテーブルにいっぱいにして 畳に座椅子でのんびりと贅沢に食べたい!』といったような依頼内容の場合、もう一度よ~く整理してみてはいかがでしょうか?

 

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